薬剤師が糖尿病患者を訪問薬剤管理指導のために訪れた際、猛暑の中でぐったりしていた…
薬剤師が糖尿病患者を訪問薬剤管理指導のために訪れた際、猛暑の中でぐったりしていたため脱水を疑いアセスメントをした。その項目として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 口渇の有無口渇は脱水でみられる代表的な自覚症状で、アセスメント項目として適切です。
- ⑵ 脇の下の乾燥腋窩の乾燥は高齢者の脱水を示す所見として用いられ、適切な項目です。
- ⑶ HbA1c 値HbA1c は1〜2か月の平均血糖を反映する指標で、急性の脱水の評価には役立ちません。
- ⑷ 爪圧迫時の色調変化爪を圧迫した後の色調の戻り(毛細血管再充満時間)の遅れは循環血液量減少を示し、適切な項目です。
- ⑸ 脈拍脱水で循環血液量が減ると脈拍が増加するため、脈拍の確認は適切です。
解説
正解は⑶です。脱水の評価では、口渇の訴え、腋窩(脇の下)の乾燥、爪を圧迫して離した後に赤みが戻るまでの時間(毛細血管再充満時間)、脈拍の増加など、その場で確認できる身体所見を用います。HbA1c は過去1〜2か月の平均的な血糖状態を反映する指標で、現在の脱水の有無を判断する項目としては適切ではありません。在宅訪問では、こうしたフィジカルアセスメントを薬剤師も行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成