変更後の処方の各点眼液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
72 歳男性。5 年前から緑内障にて以下の処方1 ~処方3 で治療を受けていた。(処方1 )ビマトプロスト点眼液0.03%(2.5 mL/本) 1 本1 日1 回 夕 両眼に点眼(処方2 )リパスジル塩酸塩水和物点眼液0.4%(5 mL/本) 1 本1 日2 回 朝夕 右眼に点眼(処方3 )チモロールマレイン酸塩持続性点眼液0.5%(2.5 mL/本) 1 本1 日1 回 夕 両眼に点眼眼圧が高いため、今回処方3 が中止となり、処方4 に変更となった。(処方4 )ブリンゾラミド1%/チモロールマレイン酸塩0.5%配合懸濁性点眼液(5 mL/本)1 本1 日2 回 朝夕 両眼に点眼
変更後の処方の各点眼液の特徴に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ビマトプロスト点眼液は、油性点眼液であるため、水性点眼液よりも先に点眼すると、水性点眼液の効果を高めることができる。ビマトプロスト点眼液は油性ではなく水性の点眼液です。
- ⑵ 各点眼液に含まれるベンザルコニウム塩化物は、ソフトコンタクトレンズに吸着される。ベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されるため、点眼時はレンズを外す必要があります。
- ⑶ リパスジル塩酸塩水和物点眼液は、塩基性薬物が主薬であるため、保存剤は添加されていない。リパスジル点眼液にも保存剤(ベンザルコニウム塩化物)が添加されています。
- ⑷ ブリンゾラミド/チモロールマレイン酸塩配合懸濁性点眼液中の懸濁粒子の粒子径は、約150 μm である。眼への刺激を避けるため、懸濁粒子は数μm程度と小さく、約150 μmもの大きな粒子ではありません。
- ⑸ ブリンゾラミド/チモロールマレイン酸塩配合懸濁性点眼液は、点眼液の粘度を高めて懸濁状態を安定化する添加剤が加えられている。粘度を高めて懸濁状態を安定化する添加剤が加えられています。
解説
正解は⑵と⑸です。点眼液の保存剤として広く用いられるベンザルコニウム塩化物は、ソフトコンタクトレンズに吸着されて角膜障害の原因となることがあるため、点眼時はレンズを外すよう指導します。ブリンゾラミド/チモロール配合懸濁性点眼液には、粘度を高めて懸濁粒子の沈降を防ぐ添加剤(カルボキシビニルポリマーなど)が加えられています。ビマトプロスト点眼液は水性の点眼液で、懸濁粒子は眼への刺激を避けるため数μm程度と小さくされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成