膵臓がんに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
膵臓がんに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 膵管がんは膵管の上皮細胞由来である。膵管がんは膵管の上皮細胞から発生し、膵臓がんの大部分を占めます。
- ⑵ インスリン分泌の亢進により低血糖を起こしやすい。膵臓がんでは膵内分泌機能が低下し、むしろ糖尿病の発症や悪化がみられます。低血糖はインスリノーマの特徴です。
- ⑶ 初期から症状が出現するため、発見が容易である。膵臓がんは初期に症状が出にくく、発見が難しいがんです。
- ⑷ CA 19-9(carbohydrate antigen 19-9)が陰性になる。膵臓がんではCA19-9が高率に陽性となり、診断や経過観察の腫瘍マーカーとして使われます。
- ⑸ 好発部位は膵頭部である。膵臓がんの好発部位は膵頭部で、閉塞性黄疸の原因になることがあります。
解説
正解は⑴と⑸です。膵臓がんの大部分は膵管の上皮細胞から発生する浸潤性膵管がんで、膵頭部に最も多く発生します。膵頭部がんでは総胆管が圧迫されて閉塞性黄疸が現れることがあります。初期には症状が乏しく、発見されたときには進行していることが多いため、予後の悪いがんです。腫瘍マーカーのCA19-9やCEAは陽性になることが多く、インスリン分泌の亢進ではなく、むしろ糖尿病の新規発症や悪化をきっかけに見つかることがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成