再燃時に、値が上昇していると考えられる検査項目はどれか。2つ選べ。
40 歳女性。3 年前に多発性関節炎を認め外来受診したところ、関節リウマチと診断された。メトトレキサートとプレドニゾロンによる治療が開始され、徐々に増量することにより症状の改善を認めていたが、最近、関節痛が再燃した。
再燃時に、値が上昇していると考えられる検査項目はどれか。2つ選べ。
- ⑴ CEACEAは大腸がんなどの腫瘍マーカーで、関節リウマチの再燃で上昇する項目ではありません。
- ⑵ CPKCPKは骨格筋や心筋の障害で上昇する酵素で、関節炎の活動性の指標ではありません。
- ⑶ KL-6KL-6は間質性肺炎の指標で、メトトレキサートによる肺障害の評価には使いますが、関節炎の再燃の指標ではありません。
- ⑷ MMP3MMP-3は滑膜から産生され、関節リウマチの滑膜炎が活発になると上昇します。
- ⑸ 白血球数再燃により炎症が強まると、白血球数も増加すると考えられます。
解説
正解は⑷と⑸です。MMP-3(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)は関節の滑膜細胞から産生されるタンパク質分解酵素で、関節リウマチで滑膜炎が活発になると上昇し、疾患活動性や関節破壊の指標になります。再燃時には炎症の亢進に伴い白血球数も増加すると考えられます。CRPや赤沈も同様に上昇します。CEAは腫瘍マーカー、CPKは筋障害、KL-6は間質性肺炎の指標で、関節炎の再燃で特に上昇する項目ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成