覚醒剤に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
覚醒剤に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ メタンフェタミンは、アンフェタミンのアミノ基がメチル化されたものである。メタンフェタミンはアンフェタミンのアミノ基にメチル基が1つ付いた構造で、正しい記述です。
- ⑵ 摂取を中断しても、摂取時と同様の精神症状が現れるフラッシュバックがみられることがある。覚醒剤では中断後もストレスなどで幻覚・妄想が再燃するフラッシュバックがみられ、正しい記述です。
- ⑶ 摂取を中断すると、身体依存性が強く現れる。覚醒剤は精神依存が強い一方で身体依存は弱く、中断で強い身体的離脱症状は現れないため誤りです。
- ⑷ 中枢神経を興奮させ、発汗、悪心、けいれんなどの症状が現れる。覚醒剤は中枢神経を興奮させ、発汗、悪心、けいれんなどを起こすことがあるので、正しい記述です。
- ⑸ 摂取の確認には、尿や毛髪中の未変化体を調べる。メタンフェタミンは尿中に未変化体として多く排泄され、毛髪にも残るため、正しい記述です。
解説
正解は⑶です。メタンフェタミンなどの覚醒剤は強い精神依存を形成しますが、身体依存は弱く、摂取を中断しても、アルコールやモルヒネのような激しい身体的な退薬症状(離脱症状)はほとんど現れません。中断後に倦怠感や抑うつが出ることはありますが、これは身体依存とは区別されます。一方で、中断後にもストレスなどをきっかけに幻覚や妄想が再燃するフラッシュバックが起こることがあり、乱用の確認には尿や毛髪中の未変化体を検査します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成