ヒドロキソコバラミンを解毒薬として用いる中毒原因物質はどれか。1つ選べ。
ヒドロキソコバラミンを解毒薬として用いる中毒原因物質はどれか。1つ選べ。
- ⑴ モルヒネモルヒネ中毒にはオピオイド受容体遮断薬のナロキソンが用いられます。
- ⑵ タリウムタリウム中毒にはプルシアンブルー(ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸鉄(Ⅲ))が用いられます。
- ⑶ 鉛鉛中毒にはエデト酸カルシウム二ナトリウムやジメルカプロールなどのキレート剤が用いられます。
- ⑷ シアン化カリウムヒドロキソコバラミンはシアン化物イオンと結合してシアノコバラミンとなり、シアン中毒を解毒します。
- ⑸ アニリンアニリンによるメトヘモグロビン血症にはメチレンブルーが用いられます。
解説
正解は⑷です。ヒドロキソコバラミンはシアン化合物中毒の解毒薬です。分子中のコバルトにシアン化物イオンが結合してシアノコバラミン(ビタミンB₁₂)となり、尿中に排泄されることで、シトクロムcオキシダーゼの阻害を解除します。ほかの選択肢の解毒薬は、モルヒネにナロキソン、タリウムにプルシアンブルー(ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸鉄(Ⅲ))、鉛にエデト酸カルシウム二ナトリウムやジメルカプロール、アニリン(メトヘモグロビン血症)にメチレンブルーが用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成