ラムシルマブの抗悪性腫瘍作用に関わる標的分子はどれか。1つ選べ。
ラムシルマブの抗悪性腫瘍作用に関わる標的分子はどれか。1つ選べ。
- ⑴ EGFR(上皮増殖因子受容体)EGFRを標的とする抗体薬はセツキシマブやパニツムマブです。
- ⑵ HER2 (ヒト上皮増殖因子受容体2 型)HER2を標的とするのはトラスツズマブやペルツズマブです。
- ⑶ mTOR(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質)mTORを阻害するのはエベロリムスやテムシロリムスで、低分子薬です。
- ⑷ VEGF(血管内皮増殖因子)VEGF(リガンド)そのものに結合するのはベバシズマブです。ラムシルマブは受容体側に結合します。
- ⑸ VEGFR-2(血管内皮増殖因子受容体2 型)ラムシルマブはVEGFR-2に結合してVEGFの結合を阻害し、腫瘍の血管新生を抑えます。
解説
正解は⑸です。ラムシルマブはVEGFR-2(血管内皮増殖因子受容体2型)の細胞外領域に結合するヒト型モノクローナル抗体で、VEGFが受容体に結合するのを妨げて受容体の活性化を阻害し、腫瘍の血管新生を抑えます。胃がんや非小細胞肺がん、大腸がんなどに用いられます。VEGFそのものに結合して作用するのはベバシズマブであり、リガンドと受容体のどちらを標的にするかで区別して覚えることが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成