糖尿病の急性の合併症について、病棟の薬剤師が病態と治療の基本を整理した。記述とし…
糖尿病の急性の合併症について、病棟の薬剤師が病態と治療の基本を整理した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 糖尿病ケトアシドーシスは、インスリンの著しい不足で起こり、1型糖尿病に多い。インスリンが欠乏すると脂肪の分解が進み、ケトン体が増えて代謝性アシドーシスになります。
- ⑵ 高浸透圧高血糖状態は、高齢の2型糖尿病の患者で、脱水を背景に起こりやすい。著しい高血糖と脱水により血漿浸透圧が上がり、意識障害を起こします。
- ⑶ どちらの状態でも、治療の第一は経口血糖降下薬を増量することである。治療の基本は、輸液による脱水の補正とインスリンの投与、電解質の補正です。
- ⑷ 糖尿病ケトアシドーシスでは、血液がアルカリ性に傾き、呼吸が浅く遅くなる。血液は酸性に傾き、それを代償するため深く大きな呼吸になります。
- ⑸ 高浸透圧高血糖状態では、ケトン体が著しく増えて強い酸血症になるのが特徴である。高浸透圧高血糖状態では、ケトン体の増加は軽度にとどまります。
解説
正解は、糖尿病ケトアシドーシスと高浸透圧高血糖状態の背景についての記述です。糖尿病ケトアシドーシスはインスリンの著しい欠乏でケトン体が増え、代謝性アシドーシスと深く大きな呼吸がみられます。高浸透圧高血糖状態は高齢の2型糖尿病の患者に多く、著しい高血糖と脱水が特徴です。いずれも輸液とインスリンの投与、カリウムなどの電解質の補正が治療の中心です。
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