医薬品の確認試験に用いられる無機イオンの定性反応を、学生実習で確かめた。定性反応…
医薬品の確認試験に用いられる無機イオンの定性反応を、学生実習で確かめた。定性反応とその結果の組み立てとして、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 硫酸イオンを含む液に塩化バリウム試液を加えると、黒色の沈殿を生じ、この沈殿は希塩酸に溶ける。生じる硫酸バリウムは白色の沈殿で、希塩酸にも溶けません。
- ⑵ 炭酸塩に希塩酸を加えると、腐った卵のようなにおいの気体が発生する。炭酸塩からは無臭の二酸化炭素が発生し、腐卵臭は硫化物から生じる硫化水素の特徴です。
- ⑶ 鉄(Ⅲ)イオンを含む液にチオシアン酸アンモニウム試液を加えると、液は赤色を呈する。鉄(Ⅲ)イオンはチオシアン酸イオンと錯イオンをつくり、赤色を示します。
- ⑷ アンモニウム塩に水酸化ナトリウム試液を加えて温めると、生じた気体が潤した赤色リトマス紙を青変させる。発生したアンモニアは塩基性の気体で、赤色リトマス紙を青く変えます。
- ⑸ カリウム塩を白金線につけて炎の中に入れると、持続する黄色の炎色反応を示す。持続する黄色はナトリウムの炎色反応で、カリウムは淡い紫色を示します。
解説
正解は⑶と⑷です。鉄(Ⅲ)イオンはチオシアン酸イオンと錯イオンをつくって赤色を呈します。アンモニウム塩は水酸化ナトリウムと加温するとアンモニアを発生し、潤した赤色リトマス紙を青変させます。硫酸イオンは塩化バリウムと白色の硫酸バリウムの沈殿をつくり、希塩酸に溶けません。カリウムの炎色反応は淡い紫色で、炭酸塩は希塩酸で無臭の二酸化炭素を発生します。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。