アルコール性のヒドロキシ基をもつと予想される合成中間体を、電子イオン化法で質量分…
アルコール性のヒドロキシ基をもつと予想される合成中間体を、電子イオン化法で質量分析した。分子イオンピークは弱く、それより質量電荷比が18小さい位置に強いピークがみられた。このピークを生じた変化として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 分子イオンからメチル基が脱離した。メチル基の脱離では15小さい位置にピークが現れます。
- ⑵ 分子イオンからカルボキシ基が脱離した。カルボキシ基の脱離では45小さい位置にピークが現れます。
- ⑶ 分子イオンから水分子が脱離した。アルコールの分子イオンは水を失いやすく、18小さい位置にピークを生じます。
- ⑷ 分子イオンからエチル基が脱離した。エチル基の脱離では29小さい位置にピークが現れます。
- ⑸ 分子イオンから一酸化炭素が脱離した。一酸化炭素の脱離では28小さい位置にピークが現れます。
解説
正解は⑶です。電子イオン化法では、生じた分子イオンがさらに分解してフラグメントイオンを生じます。アルコールの分子イオンは不安定で弱く、水分子を失って18小さい位置に強いピークを示すことが多いです。脱離した部分の質量から構造の手がかりが得られ、メチル基では15、一酸化炭素では28、エチル基では29、カルボキシ基では45小さい位置にピークが現れます。
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