ソクマル薬剤師

64歳の男性。慢性心不全でエナラプリルを服用していたが、サクビトリルとバルサルタ…

64歳の男性。慢性心不全でエナラプリルを服用していたが、サクビトリルとバルサルタンの配合錠に切り替えることになった。医師から、エナラプリルの最後の服用から36時間以上あけてから始めるよう指示があった。この指示の理由として、正しいのはどれか。

解説

正解は⑶です。サクビトリルの活性体はネプリライシンを阻害してナトリウム利尿ペプチドの分解を抑え、利尿と血管拡張の作用を強めます。ネプリライシンはブラジキニンの分解にも関わるため、ブラジキニンを分解するアンジオテンシン変換酵素の阻害薬と同時に作用すると、ブラジキニンが増えて血管浮腫の危険が高まります。そのため、切り替えの際は36時間以上の間隔をあけ、両者の併用は禁忌とされています。
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