ソクマル薬剤師

70歳の男性。若いころに染料の原料を扱う工場で長く働いていた。最近、痛みのない血…

70歳の男性。若いころに染料の原料を扱う工場で長く働いていた。最近、痛みのない血尿が出て、膀胱がんと診断された。この男性が扱っていたベンジジンなどの芳香族アミンが、膀胱で発がん性を示すまでの過程として、最も適切なのはどれか。

解説

正解は⑴です。芳香族アミンは、肝臓のシトクロムP450でN-水酸化を受けて活性化され、グルクロン酸抱合などを受けて尿中へ運ばれます。膀胱の中の酸性の尿で抱合体が分解されると、反応性の高い物質が生じてDNAの塩基に結合し、膀胱がんを起こします。このように代謝活性化を経て発がん性を示す物質を間接発がん物質といい、臓器による発がんの起こりやすさには代謝と排泄の経路が関わります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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