がんの種類ごとの発生の要因や性質と、治療の選択について、正しいのはどれか。2つ選…
がんの種類ごとの発生の要因や性質と、治療の選択について、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 胃がんの多くは、ヒトパピローマウイルスの感染で発生する。ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの主な原因で、胃がんにはヘリコバクター・ピロリが関わります。
- ⑵ 前立腺がんは男性ホルモンに依存して増殖することが多く、ホルモン療法が行われる。アンドロゲンの作用を抑える治療で、がんの増殖を抑えることができます。
- ⑶ 肝細胞がんの多くは、B型やC型の慢性肝炎や肝硬変を背景として発生する。慢性的な肝臓の炎症と再生のくり返しが、がんの発生の基盤となります。
- ⑷ エストロゲン受容体が陽性の乳がんでは、抗エストロゲン薬による治療の効果が期待しにくい。エストロゲン受容体が陽性の乳がんは、抗エストロゲン薬などのホルモン療法の効果が期待できます。
- ⑸ 小細胞肺がんは進行がゆっくりで転移しにくく、主に手術によって治療されることが多い。小細胞肺がんは進行が速く転移しやすいため、主に化学療法や放射線療法で治療されます。
解説
正解は⑵と⑶です。前立腺がんは男性ホルモンで増殖が促されることが多く、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの作動薬や抗アンドロゲン薬によるホルモン療法が行われます。肝細胞がんの多くはB型やC型の慢性肝疾患を背景に発生します。小細胞肺がんは進行が速く、化学療法や放射線療法に反応しやすい特徴があります。胃がんにはヘリコバクター・ピロリが、子宮頸がんにはヒトパピローマウイルスが関わり、ホルモン受容体陽性の乳がんにはホルモン療法が有効です。
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