放射性医薬品を取り扱う施設で、職員向けに放射性核種の壊変と放射線の性質を説明する…
放射性医薬品を取り扱う施設で、職員向けに放射性核種の壊変と放射線の性質を説明する資料を作成した。資料の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ γ線は電荷をもつ粒子の流れで、磁場の中を通ると大きく曲がる。γ線は電磁波で電荷をもたないため、磁場の中でも曲がりません。
- ⑵ α線は物質を透過する力が小さく、紙1枚程度で遮ることができる。α線はヘリウムの原子核の流れで、電離作用は強い一方、透過力は小さく紙で止まります。
- ⑶ 原子核から電子が放出されるβ壊変では、原子番号が1つ増える。中性子が陽子に変わって電子が放出されるため、質量数は変わらず原子番号が1増えます。
- ⑷ 放射性核種の半減期は、保管する温度を上げると短くなる。半減期は核種ごとに決まっており、温度や圧力、化学的な状態では変わりません。
- ⑸ α壊変が起こると、原子核の質量数は2つ減る。α粒子は陽子2個と中性子2個からなるので、質量数は4、原子番号は2減ります。
解説
正しいのは、α線は紙1枚程度で遮れるという記述と、β壊変で原子番号が1増えるという記述です。α壊変ではヘリウムの原子核が放出され、質量数が4、原子番号が2減ります。α線は電離作用が強い一方で透過力は小さいため、体内に取り込んだときの影響が問題になります。γ線は電荷をもたない電磁波で、透過力が大きく磁場で曲がりません。半減期は核種に固有の値で、温度などの条件では変わりません。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。