放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 放射壊変には0 次反応速度式に従う過程と、1 次反応速度式に従う過程の2 通りがある。放射壊変はすべて1次反応速度式に従い、0次反応に従う過程はありません。
- ⑵ 放射能のSI 組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1 秒あたりに壊変する原子核数である。ベクレルは1秒あたりに壊変する原子核の数で定義される、放射能の SI 組立単位です。
- ⑶ β⁻ 壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。エネルギーが電子と反ニュートリノに分配されるため、β⁻ 線のエネルギーは連続分布を示します。
- ⑷ X 線と γ 線は電磁波であり、波長で区別されている。X 線と γ 線はともに電磁波ですが、核外で発生するか原子核から放出されるかの発生源で区別されます。
- ⑸ γ 転移により放射される γ 線のエネルギーは、壊変する原子核種によらず一定である。γ 線のエネルギーは核種ごとに固有の値を示すため、核種によらず一定ではありません。
解説
正解は⑵と⑶です。放射能の SI 組立単位はベクレル(Bq)で、1 Bq は1秒間に1個の原子核が壊変する放射能の強さを表します。β⁻ 壊変では、壊変エネルギーが電子と反ニュートリノに分配されるため、放出される電子のエネルギーは0から最大値までの連続スペクトルを示します。放射壊変は常に1次反応速度式に従い、X 線と γ 線は波長ではなく発生する場所(核外か核内か)で区別されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成