根を用いる生薬のロットを受け入れたところ、外観に土の付着が目立った。土砂など無機…
根を用いる生薬のロットを受け入れたところ、外観に土の付着が目立った。土砂など無機性の異物がどの程度混入しているかを評価するための試験として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 乾燥減量試験乾燥による質量の減少から水分などの揮発性成分を調べる試験で、土砂の量は分かりません。
- ⑵ 酸不溶性灰分試験灰化後に希塩酸に溶けずに残る分は主にケイ酸塩で、付着した土砂の量の目安になります。
- ⑶ 精油含量試験水蒸気蒸留で得られる精油の量を測る試験で、芳香性の生薬に適用されます。
- ⑷ 薄層クロマトグラフィーによる確認試験特定の成分を検出して生薬の同定を行う試験で、無機性の異物の量は評価できません。
- ⑸ エキス含量試験溶媒で抽出される成分の量を調べる試験で、有効成分側の品質の目安になります。
解説
最も適切なのは酸不溶性灰分試験です。生薬を強熱して灰化すると、植物に本来含まれる無機物と付着した土砂が灰分として残ります。このうち希塩酸に溶ける成分は植物由来のカルシウム塩などが多く、溶けずに残るものは主に土砂に由来するケイ酸塩です。そのため酸不溶性灰分は、土砂の混入の程度を評価する指標になります。乾燥減量は水分、エキス含量や精油含量は成分量の目安です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。