ソクマル薬剤師

ペニシリン系抗菌薬は、細菌の細胞壁合成酵素を阻害して作用する一方、細菌がつくる分…

ペニシリン系抗菌薬は、細菌の細胞壁合成酵素を阻害して作用する一方、細菌がつくる分解酵素や水溶液中で活性を失いやすい。この両方の性質に共通する構造上の理由として、最も適切なのはどれか。

解説

共通する理由は、β-ラクタム環のひずみによってカルボニル炭素が求核攻撃を受けやすいことです。ペニシリン結合たんぱく質の活性中心のセリンがこのカルボニル炭素を攻撃すると、環が開いてアシル化酵素となり、細胞壁の架橋が止まります。同じ反応性のため、β-ラクタマーゼや水による加水分解も受けやすく、開環すると抗菌活性を失います。作用と失活が同じ構造に由来する点が要点です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。

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