50 歳の女性。外斜視に対する斜視手術を希望して来院した。視力は右1.0(矯正不…
50 歳の女性。外斜視に対する斜視手術を希望して来院した。視力は右1.0(矯正不能)、左手動弁(矯正不能)である。この患者に行う眼位検査はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ Krimsky 試験角膜反射の位置をプリズムで中央に合わせる方法で、固視不良眼でも測定できます。
- ⑵ Hirschberg 試験角膜反射の位置から斜視角を推定する方法で、固視不良眼でも行えます。
- ⑶ Single prism cover test遮閉で眼の動きをみる検査で、固視できない眼があると正確に測れません。
- ⑷ Alternate prism cover test両眼交互の固視が必要で、手動弁の眼では測定できません。
- ⑸ Simultaneous prism cover test遮閉による眼の動きをみる検査で、固視不良眼では正確に測れません。
解説
正解は⑴と⑵です。左眼の視力が手動弁しかなく、左眼で視標を固視することができないため、遮閉試験を基本とするプリズム遮閉試験(single、alternate、simultaneous)では、左眼の固視を利用できず正確な測定ができません。このような場合は、角膜反射の位置で斜視角を評価する方法を用います。Hirschberg試験は角膜反射の位置から斜視角をおおまかに推定し、Krimsky試験は良好な眼の前にプリズムを置いて、斜視眼の角膜反射が瞳孔中心に来るプリズム度数で斜視角を求めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-10.html)を加工して作成