硝子体出血をきたすのはどれか。
硝子体出血をきたすのはどれか。
- ⑴ 黄斑円孔黄斑円孔は黄斑の全層欠損で、硝子体出血は通常起こしません。
- ⑵ 黄斑上膜黄斑上膜は黄斑前の膜の形成で、硝子体出血の原因ではありません。
- ⑶ 糖尿病網膜症増殖網膜症の新生血管が破綻して硝子体出血を起こします。
- ⑷ 網膜色素変性網膜色素変性は視細胞の変性疾患で、硝子体出血は起こしません。
- ⑸ 中心性漿液性脈絡網膜症中心性漿液性脈絡網膜症は漿液性網膜剥離で、硝子体出血は起こしません。
解説
正解は⑶です。糖尿病網膜症が進行して増殖網膜症になると、網膜の無灌流領域から放出されるVEGFにより網膜や乳頭に新生血管が生じます。新生血管は壊れやすく、硝子体の牽引によって破綻すると硝子体出血を起こし、急激な視力低下や飛蚊症の原因になります。網膜静脈閉塞症や網膜裂孔、後部硝子体剥離なども硝子体出血の原因です。黄斑円孔や黄斑上膜は黄斑の構造の異常、網膜色素変性は視細胞の変性、中心性漿液性脈絡網膜症は漿液性網膜剥離で、硝子体出血は通常起こしません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-10.html)を加工して作成