プリズム眼鏡の処方で誤っているのはどれか。
プリズム眼鏡の処方で誤っているのはどれか。
- ⑴ 複視が改善する。偏位を中和することで複視が改善し、正しい記述です。
- ⑵ 12 Δ以上の膜プリズムは視力低下をきたす。度数が大きくなるとコントラスト低下などで視力が低下し、正しい記述です。
- ⑶ 膜プリズムは眼鏡レンズの外面に貼付する。膜プリズムは眼鏡レンズの内面(眼側)に貼り付けます。
- ⑷ 非共同性では非優位眼にプリズムを装用する。非共同性斜視では非優位眼に装用するので、正しい記述です。
- ⑸ 組み込みプリズムよりも膜プリズムの方が大角度まで矯正できる。膜プリズムは組み込みプリズムより大きな角度まで矯正でき、正しい記述です。
解説
正解は⑶です。膜プリズム(Fresnel膜プリズム)は、薄い塩化ビニルの膜に細かいプリズムが並んだもので、水で濡らして眼鏡レンズの内面(眼側の面)に貼り付けます。外面に貼ると汚れや傷がつきやすく、見え方も悪くなります。組み込みプリズムより大角度(30〜40Δ程度)まで矯正できますが、度数が大きくなるとコントラストの低下や色収差で視力が低下し、12Δ以上で影響が目立ちます。非共同性の斜視では非優位眼に装用し、複視の改善に用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成