AC/A 比が8 Δ/D で考えられるのはどれか。
AC/A 比が8 Δ/D で考えられるのはどれか。
- ⑴ 偽外斜視偽外斜視は瞳孔間距離や角膜反射の位置による見かけ上の外斜視です。
- ⑵ 乳児内斜視乳児内斜視はAC/A比の上昇が主な原因ではありません。
- ⑶ 後天固定内斜視後天固定内斜視は強度近視眼が筋円錐から脱出する病態です。
- ⑷ 非屈折性調節性内斜視高AC/A比で近見時に輻湊が過剰となり、近見で内斜視が大きくなります。
- ⑸ Sagging eye syndromeSagging eye syndromeは加齢による外直筋の下方偏位が原因で、遠見の内斜視が大きくなります。
解説
正解は⑷です。AC/A比の正常値はおおむね4±2Δ/D(3〜5Δ/D程度)で、8Δ/Dは高AC/A比です。高AC/A比では近見時の調節に伴って過剰な輻湊が起こり、遠見は正位に近くても近見で内斜視が大きくなる非屈折性調節性内斜視の原因となります。治療には二重焦点眼鏡による近用加入が用いられます。偽外斜視は見かけ上の外斜視、乳児内斜視は早期発症の大角度内斜視、後天固定内斜視は強度近視眼の眼球の脱臼、Sagging eye syndromeは加齢による外直筋の偏位が原因です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成