ソクマル視能訓練士

8 歳の男児。自閉症スペクトラム障害で偏食があり、白米、食パン及び白身魚しか食べ…

8 歳の男児。自閉症スペクトラム障害で偏食があり、白米、食パン及び白身魚しか食べようとしない。最近夜暗いところを手探りで行動し、目をよくこするため来院した。フルオレセイン染色後の左眼前眼部写真(別冊No. 9)を別に示す。右眼も同様の所見であった。足りないと考えられる栄養素はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴です。強い偏食で暗いところを手探りで行動する夜盲と、眼をよくこする(眼の乾燥感)症状から、ビタミンA欠乏症が考えられます。ビタミンAは杆体の視物質ロドプシンの材料であり、不足すると夜盲が起こります。また結膜・角膜上皮の維持にも必要で、欠乏すると角結膜乾燥症、結膜のBitot斑、進行すると角膜軟化症を生じます。写真は確認できませんが、フルオレセイン染色で角膜上皮障害が示されていると考えられます。白米、食パン、白身魚中心の食事ではビタミンAが不足しやすいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成

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