9 方向むき眼位で上下偏位が変わらない疾患はどれか。
9 方向むき眼位で上下偏位が変わらない疾患はどれか。
- ⑴ 下斜筋過動内転時に上転が強まるため、むき眼位で上下偏位が変化します。
- ⑵ 眼窩底骨折下直筋の絞扼などで上方視・下方視時に偏位が大きく変化します。
- ⑶ 交代性上斜位遮閉や注意の状態で上転量が変動し、一定ではありません。
- ⑷ 共同性上下斜視共同性なので、どの方向を見ても上下偏位量がほぼ一定です。
- ⑸ 先天上斜筋麻痺麻痺筋の作用方向(内下転)で上下偏位が大きくなります。
解説
正解は⑷です。共同性上下斜視は、どの方向を見ても上下の偏位量がほぼ一定の斜視で、9方向むき眼位で上下偏位が変わりません。下斜筋過動では内転時に上転が強まり、眼窩底骨折では上方視や下方視で偏位が大きく変化します。先天上斜筋麻痺では麻痺筋の作用方向である内下転時に上下偏位が大きくなり、頭部傾斜でも変化します。交代性上斜位は遮閉や注意の低下で現れ、偏位量が変動するため、いずれも方向により偏位が変わる非共同性の所見を示します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成