Hess 赤緑試験における検査の必要条件はどれか。
Hess 赤緑試験における検査の必要条件はどれか。
- ⑴ γ 角異常がない。γ角は回旋中心と固視線の関係で、Hess赤緑試験の前提条件ではありません。
- ⑵ 回旋複視がない。回旋偏位があっても検査は可能で、回旋の有無は条件になりません。
- ⑶ 共同性斜視である。Hess赤緑試験は主に麻痺性(非共同性)斜視の評価に用います。
- ⑷ 網膜正常対応である。自覚的に視標を重ねる検査なので、網膜正常対応でなければ眼位を正しく反映しません。
- ⑸ 核上性眼球運動異常がない。核上性の異常があっても検査自体は可能で、必要条件ではありません。
解説
正解は⑷です。Hess赤緑試験は、赤緑眼鏡で両眼を分離し、一方の眼で見た赤い視標に、もう一方の眼で見た緑の光を重ねてもらう自覚的検査です。患者が「重なった」と感じた位置を眼位として記録するため、網膜対応が正常であることが前提になります。異常対応があると、実際の眼位とは異なる位置で重なったと感じてしまい正しい結果が得られません。麻痺性(非共同性)斜視の評価に用いる検査で、共同性であることや回旋複視がないことは条件ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成