65 歳の女性。3 か月前から複視が続いている。偏位量は変化なく4 Δの内斜視と…
65 歳の女性。3 か月前から複視が続いている。偏位量は変化なく4 Δの内斜視と3 Δの右眼上斜視がありプリズム組み込み眼鏡を処方する。プリズムを組み込む眼と基底角度で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 右眼に5 Δ基底127°右眼の基底127°は外上方で、基底上方の成分が右眼上斜視を悪化させます。
- ⑵ 右眼に5 Δ基底217°右眼に基底外下方217°の5Δで、内斜視と右上斜視を同時に補正できます。
- ⑶ 右眼に5 Δ基底307°右眼の基底307°は内下方で、内斜視を補正できません。
- ⑷ 左眼に5 Δ基底37°左眼に基底外上方37°の5Δで、内斜視と右上斜視を同時に補正できます。
- ⑸ 左眼に5 Δ基底127°左眼の基底127°は内上方で、内斜視を悪化させます。
解説
正解は⑵と⑷です。4Δの内斜視には基底外方、3Δの右眼上斜視には右眼に基底下方(または左眼に基底上方)のプリズムを用い、合成すると√(4²+3²)=5Δになります。基底方向の角度は検者から見た表記で、右眼では基底外方が180°、基底下方が270°なので、外下方はtan⁻¹(3/4)≒37°を加えた217°です。左眼では基底外方が0°、基底上方が90°なので、外上方は37°です。片眼に入れる場合は右眼5Δ基底217°、または左眼5Δ基底37°となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成