ソクマル視能訓練士

18 歳の女子。2 歳ころから右内斜視があり自宅近くの医療機関で眼鏡を処方され装…

18 歳の女子。2 歳ころから右内斜視があり自宅近くの医療機関で眼鏡を処方され装用したが、5 歳ころから放置していた。最近、見た目が気になるようになり、手術を希望して来院した。視力は右(1.2×+1.00D)、左(1.2×+0.75D)。交代プリズム遮閉試験は遠近ともに30 ΔET、大型弱視鏡では他覚的斜視角+15°、同時視(-)0°付近で交差感があり他覚的斜視角≠自覚的斜視角であった。Bagolini 線条検査の結果(別冊No. 6)を別に示す。術後に懸念される症状はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶です。幼少時からの内斜視で、大型弱視鏡の他覚的斜視角(+15°)と自覚的斜視角(0°付近)が一致せず、Bagolini線条検査でも眼位ずれがあるのに複視を訴えない所見から、異常網膜対応が成立していると考えられます。この状態で手術により眼位を正位にすると、斜視眼の中心窩は固視眼の中心窩と対応していないため、本来と逆方向の複視(内斜視なのに交差性複視など)が生じる背理性複視が懸念されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成

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