アトロピン硫酸塩の点眼の副作用はどれか。
アトロピン硫酸塩の点眼の副作用はどれか。
- ⑴ 下痢抗コリン作用で腸管運動が抑えられるため、下痢ではなく便秘を起こします。
- ⑵ 縮瞳アトロピンは散瞳薬であり、縮瞳は起こしません。
- ⑶ 徐脈迷走神経の作用が遮断されるため、徐脈ではなく頻脈を起こします。
- ⑷ 発熱汗腺の分泌が抑えられ熱放散が減るため、発熱を起こします。
- ⑸ 顔面蒼白皮膚血管が拡張して顔面紅潮を起こし、顔面蒼白ではありません。
解説
正解は⑷です。アトロピン硫酸塩は副交感神経遮断薬(抗コリン薬)で、点眼薬が涙道から鼻粘膜を経て全身に吸収されると、汗腺の分泌抑制による発熱(体温上昇)、顔面紅潮、口渇、頻脈、便秘、興奮などの副作用を起こします。特に小児で起こりやすく、点眼後の涙嚢部圧迫で予防します。下痢、縮瞳、徐脈、顔面蒼白はいずれも副交感神経が優位になったときにみられる症状で、アトロピンの作用とは逆です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成