鈍的外傷で発症しないのはどれか。
鈍的外傷で発症しないのはどれか。
- ⑴ 前房出血鈍的外傷で虹彩や毛様体の血管が断裂し、前房出血が起こります。
- ⑵ 網膜振盪鈍的外傷の衝撃で網膜が白濁する網膜振盪(Berlin浮腫)が起こります。
- ⑶ 交感性眼炎交感性眼炎は穿孔性外傷や内眼手術の後に起こるもので、鈍的外傷では通常発症しません。
- ⑷ 水晶体脱臼鈍的外傷でチン小帯が断裂すると水晶体の偏位・脱臼が起こります。
- ⑸ 視神経管骨折眉毛外側部の打撲などの鈍的外傷で視神経管骨折が起こり、視力障害を生じます。
解説
正解は⑶です。交感性眼炎は、穿孔性眼外傷や内眼手術の後に、ぶどう膜の抗原に対する自己免疫反応が起こり、受傷眼だけでなく健眼にも肉芽腫性ぶどう膜炎を生じる疾患です。眼球壁の穿孔が前提なので、鈍的外傷では通常起こりません。前房出血、網膜振盪(Berlin浮腫)、水晶体脱臼(チン小帯断裂)、視神経管骨折(眉毛外側部の打撲など)は、いずれも鈍的外傷の代表的な合併症です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成