先天白内障で正しいのはどれか。
先天白内障で正しいのはどれか。
- ⑴ 伴性劣性遺伝が主因である。遺伝性の先天白内障は常染色体顕性遺伝が多く、伴性劣性が主因ではありません。
- ⑵ 原因として麻疹ウイルスがある。胎内感染の原因として重要なのは風疹ウイルスです。
- ⑶ 片眼性の視力予後は両眼性より不良である。健眼優位による強い弱視のため、片眼性は両眼性より視力予後が不良です。
- ⑷ 十分に検査ができる年齢を待って手術を行う。弱視を防ぐため、高度の混濁は生後早期に手術します。
- ⑸ 術後屈折矯正は炎症が治まる3か月以降に行う。術後の屈折矯正はできるだけ早く開始します。
解説
正解は⑶です。片眼性の先天白内障では、健眼が優位に使われ、白内障眼に形態覚遮断弱視と抑制が強く生じるため、手術後も弱視治療が難しく、両眼性に比べて視力予後は不良です。先天白内障の原因は遺伝(常染色体顕性が多い)や風疹ウイルスの胎内感染などで、麻疹ウイルスではありません。視覚の感受性期の弱視を防ぐため、高度の混濁は生後早期(片眼性は生後6週頃まで、両眼性は10週頃まで)に手術し、術後はすぐに眼鏡やコンタクトレンズで屈折矯正を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成