6歳の男児。学校健診で視力低下を指摘され来院した。視力は右0.9(矯正不能)、左…
6歳の男児。学校健診で視力低下を指摘され来院した。視力は右0.9(矯正不能)、左0.5(矯正不能)。シクロペントラート塩酸塩点眼後のオートレフラクトメータの結果は右-0.75 D ○ cyl-1.75 D 175°、左+1.25 D ○ cyl-4.75 D 8°である。左右眼の強主経線の屈折値と軸の組合せで正しいのはどれか。右眼の屈折値(軸) 左眼の屈折値(軸)
- ⑴ -0.75 D(175°) ― +1.25 D( 8°)球面度数と円柱軸をそのまま並べたもので、強主経線ではありません。
- ⑵ -1.00 D(175°) ― -6.00 D( 8°)円柱度数の加え方と経線の方向が誤っています。
- ⑶ -1.75 D(175°) ― -4.75 D( 8°)円柱度数をそのまま並べたもので、球面度数が加わっていません。
- ⑷ -2.50 D( 85°) ― -3.50 D(98°)右眼は85°で−2.50D、左眼は98°で−3.50Dです。
- ⑸ -3.25 D( 85°) ― -2.25 D(98°)球面度数と円柱度数の計算が誤っています。
解説
正解は⑷です。負の円柱表記では、球面度数の経線が円柱の軸の方向、強主経線(屈折力が最も負に強い経線)は軸と直交する方向で、球面度数+円柱度数の値になります。右眼は−0.75D○cyl−1.75D 175°なので、強主経線は175−90=85°で、−0.75−1.75=−2.50Dです。左眼は+1.25D○cyl−4.75D 8°なので、強主経線は8+90=98°で、+1.25−4.75=−3.50Dとなります。軸の値と主経線の方向を取り違えないことが大切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成