30 歳の男性。昨日転倒した後に急激な視力低下を自覚したため来院した。視力は右光…
30 歳の男性。昨日転倒した後に急激な視力低下を自覚したため来院した。視力は右光覚弁、左1.2(矯正不能)。右眉毛部外側に転倒時にできた擦過傷がみられる。まず行うべきなのはどれか。
- ⑴ 頭部CT視神経管骨折の有無を確認し、治療方針を決めるためまず行います。
- ⑵ 眼圧検査眼圧検査は外傷性視神経症の診断に役立たず、優先されません。
- ⑶ 蛍光眼底造影蛍光眼底造影は網膜循環の評価で、優先される検査ではありません。
- ⑷ 超音波A モード超音波Aモードは眼軸長などの測定で、本例では優先されません。
- ⑸ 動的量的視野検査光覚弁では視野検査は困難で、まず画像検査を優先します。
解説
正解は⑴です。転倒時に眉毛部外側を打撲し、その後急激に片眼の視力が光覚弁まで低下していることから、外傷性視神経症、とくに視神経管骨折が強く疑われます。眉毛部外側への衝撃は視神経管に伝わりやすく、視神経管内で視神経が損傷されます。まず頭部(視神経管)CTで骨折の有無を確認し、ステロイド大量療法や視神経管開放術などの治療方針を速やかに決める必要があります。眼圧検査や造影検査、視野検査は優先されません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成