13 歳の男子。アトピー性皮膚炎で治療中である。左眼の羞明と視力低下とを主訴に来…
13 歳の男子。アトピー性皮膚炎で治療中である。左眼の羞明と視力低下とを主訴に来院した。春先から両眼の異物感があったという。左眼の前眼部写真(別冊No.5 )を別に示す。この患者にみられるのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 麦粒腫麦粒腫は眼瞼の細菌感染で、春季カタルの所見ではありません。
- ⑵ ドライアイドライアイは春季カタルの特徴的所見としては扱われていません。
- ⑶ 粘稠性の眼脂春季カタルでは粘稠な糸を引く眼脂がみられます。
- ⑷ 石垣状乳頭増殖上眼瞼結膜の石垣状乳頭増殖が春季カタルの特徴です。
- ⑸ 点状表層角膜症本例で問われている特徴的所見としては、正答に含まれていません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑷です。写真は確認できませんが、アトピー性皮膚炎のある13歳男子で、春先からの異物感と羞明・視力低下があり、正答から春季カタルが考えられます。春季カタルは上眼瞼結膜に石垣状の巨大乳頭増殖を生じ、粘稠な糸を引く眼脂を伴います。重症例では角膜にシールド潰瘍やプラークを形成し、羞明と視力低下の原因になります。麦粒腫は眼瞼の細菌感染です。ドライアイや点状表層角膜症はみられることもありますが、本例の正答には含まれていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成