50 歳の男性。近見視力障害を訴えて来院した。視力は両眼とも1.2(1.2×+1…
50 歳の男性。近見視力障害を訴えて来院した。視力は両眼とも1.2(1.2×+1.00 D)。+3.00 D の近用眼鏡で20 cm まで明視可能であった。調節力[D]はどれか。
- ⑴ 11Dの調節では、20cmまで明視できません。
- ⑵ 2遠視の補正分を考慮しても、2Dでは20cmに届きません。
- ⑶ 3眼鏡で2Dの近視状態となり、20cmに必要な5Dとの差3Dが調節力です。
- ⑷ 44Dの調節があれば約17cmまで明視でき、結果と合いません。
- ⑸ 55Dは20cmに必要な総バージェンスで、眼鏡の効果を差し引いていません。
解説
正解は⑶です。この人は+1.00Dの遠視です。+3.00Dの近用眼鏡をかけると、遠視の1.00Dを差し引いて2.00Dの近視と同じ状態になり、調節を使わずに50cmにピントが合います。20cmを明視するには1÷0.2=5.00Dのバージェンスが必要なので、不足分の5.00−2.00=3.00Dを調節で補っていることになります。したがって調節力は3Dです。50歳の調節力の目安(約2〜3D)とも合致します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成