10 歳の女児。眼位異常を主訴に来院した。右眼固視と左眼固視の眼位写真(別冊No…
10 歳の女児。眼位異常を主訴に来院した。右眼固視と左眼固視の眼位写真(別冊No. 7)を別に示す。両眼視機能は不良である。この疾患について誤っているのはどれか。
- ⑴ 潜伏眼振を伴うことが多い。DVDは潜伏眼振を伴うことが多く、正しい記述です。
- ⑵ 先天内斜視に伴うことが多い。先天内斜視に合併することが多く、正しい記述です。
- ⑶ 分離性眼球運動の1つである。Heringの法則に従わない分離性眼球運動の一つで、正しい記述です。
- ⑷ 上下偏位の程度は両眼同等である。上下偏位の程度は左右眼で非対称のことが多く、誤りです。
- ⑸ 水平斜視手術の矯正効果に影響する。水平斜視手術後の眼位や整容面の評価に影響し、正しい記述です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。写真は確認できませんが、正答と選択肢から交代性上斜位(DVD)と考えられます。DVDではどちらの眼で固視しても他眼が上転しますが、上転の程度は左右眼で異なる非対称のことが多く、「両眼同等である」は誤りです。DVDは乳児内斜視(先天内斜視)に合併しやすく、潜伏眼振を伴うことも多い、Heringの法則に従わない分離性眼球運動の一つです。水平斜視の手術後に上下偏位が目立ち、矯正効果の評価に影響します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成