40 歳の男性。健康診断で眼底異常を指摘され来院した。視力は右0.8(1.2×-…
40 歳の男性。健康診断で眼底異常を指摘され来院した。視力は右0.8(1.2×-0.75 D)、左0.6(1.2×-1.00 D)。両眼の眼底には骨小体様色素沈着がみられた。右眼のGoldmann 視野計による動的量的視野検査の途中経過(別冊No. 3)を別に示す。輪状暗点を検索する視標はどれか。2つ選べ。
- ⑴ Ⅴ/4最も大きく明るい視標で、絶対暗点としての輪状暗点を検索できます。
- ⑵ Ⅲ/4大きめの視標で、輪状暗点の範囲を検索するのに適しています。
- ⑶ Ⅱ/4Ⅱ/4は小さめの視標で、本例の輪状暗点の検索には用いられていません。
- ⑷ Ⅰ/4Ⅰ/4は小さく、網膜色素変性では見えない範囲が広く暗点の境界をとらえにくいです。
- ⑸ Ⅰ/2Ⅰ/2は小さく暗い視標で、中心部の感度測定に用います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑵です。図は確認できませんが、骨小体様色素沈着から網膜色素変性が考えられ、中間周辺部の輪状暗点を検索することになります。輪状暗点は感度が強く低下した領域なので、大きく明るいⅤ/4やⅢ/4の視標を暗点の内側から外側へ動かして、その範囲を確かめます。Ⅰ/4やⅠ/2などの小さく暗い視標では、網膜色素変性の広い範囲で見えなくなるため、輪状暗点の境界をとらえにくくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成