55 歳の男性。頂間距離12 mm で、-8.00 D の眼鏡で完全矯正されてい…
55 歳の男性。頂間距離12 mm で、-8.00 D の眼鏡で完全矯正されている。この眼鏡を頂間距離27 mm にずらしたときの近用付加の効果[D]はどれか。
- ⑴ 0.60.6Dは計算値より小さく、頂間距離の変化を十分に反映していません。
- ⑵ 1.1必要度数約−9.09Dと−8.00Dの差、約1.1Dが近用付加の効果になります。
- ⑶ 1.61.6Dは計算値より大きすぎます。
- ⑷ 2.12.1Dは計算値より大きすぎます。
- ⑸ 2.62.6Dは計算値より大きすぎます。
解説
正解は⑵です。頂間距離12mmで−8.00Dが完全矯正なので、遠点はレンズの前125mm、角膜の前137mmにあります。眼鏡を27mmにずらすと、遠点はレンズの前137−27=110mmとなり、完全矯正に必要な度数は1÷(−0.110)≒−9.09Dです。実際は−8.00Dなので約1.09D不足し、その分だけ近くにピントが合う、すなわち約+1.1Dの近用付加と同じ効果が得られます。強度近視の人が眼鏡をずらして近くを見るのはこのためです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成