47 歳の女性。仕事は事務職。夕方になると出現する頭重感と眼の乾きを訴えて来院し…
47 歳の女性。仕事は事務職。夕方になると出現する頭重感と眼の乾きを訴えて来院した。眼位と眼球運動に異常はない。視力は右1.2(矯正不能)、左1.0(1.2 ×+0.50 D)。眼圧は右16 mmHg、左16 mmHg。両眼底に異常を認めない。次に行う検査はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 頭部MRI神経学的異常を疑う所見はなく、頭部MRIを優先する必要はありません。
- ⑵ 近点距離測定老視による調節力低下が眼精疲労の原因かを調べるために行います。
- ⑶ 角膜知覚検査角膜知覚の低下を疑う所見はなく、優先される検査ではありません。
- ⑷ Schirmer 試験眼の乾きの原因としてドライアイを評価するために行います。
- ⑸ 眼球突出計検査眼球突出を疑う所見はなく、必要ありません。
解説
正解は⑵と⑷です。47歳の事務職で、夕方に強くなる頭重感と眼の乾きを訴えており、眼位・眼球運動・眼圧・眼底に異常はありません。年齢から老視の始まりによる近見作業時の眼精疲労と、パソコン作業などに伴うドライアイが考えられます。そこで近点距離を測定して調節力の低下を確認し、Schirmer試験で涙液分泌量を評価します。頭部MRIや眼球突出計検査を優先する所見はなく、角膜知覚検査も第一に行う検査ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成