調節異常について正しいのはどれか。2つ選べ。
調節異常について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 調節緊張症では遠方視が障害される。調節が緩まず近視化するため、遠方視が障害されます。
- ⑵ 調節けいれんでは毛様体筋が弛緩する。調節けいれんでは毛様体筋が過度に収縮します。
- ⑶ 調節麻痺は瞳孔括約筋が麻痺する。調節麻痺は毛様体筋の麻痺で、瞳孔括約筋の麻痺は散瞳を起こします。
- ⑷ 調節麻痺はHorner 症候群で生じる。Horner症候群は交感神経の障害で、調節麻痺は起こしません。
- ⑸ 老視では水晶体の弾性が低下する。加齢で水晶体の弾性が低下し、調節力が減少します。
解説
正解は⑴と⑸です。調節緊張症は毛様体筋の緊張が続いて調節が緩まない状態で、近視化するため遠方が見えにくくなります(偽近視)。老視は加齢により水晶体の弾性が低下し、毛様体筋が収縮しても水晶体が厚くなれず、調節力が減少する状態です。調節けいれんでは毛様体筋が過度に収縮し、弛緩するのではありません。調節麻痺は毛様体筋の麻痺で、Horner症候群(交感神経障害)では生じず、動眼神経麻痺やアトロピン点眼で起こります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成