19 歳の男性。疲労時に視線が合わなくなると訴えて来院した。正面眼位および各眼遮…
19 歳の男性。疲労時に視線が合わなくなると訴えて来院した。正面眼位および各眼遮閉時の写真(別冊No. 4)を別に示す。この疾患について誤っているのはどれか。
- ⑴ 遮閉眼は内方回旋を伴う。遮閉眼は上転とともに外方回旋するため、内方回旋は誤りです。
- ⑵ 頭位異常をきたすことが多い。DVDでは頭部傾斜などの頭位異常を伴うことがあり、誤りとはされません。
- ⑶ 1歳6か月〜3歳で顕性化する。1歳6か月〜3歳頃に顕性化することが多いので、正しい記述です。
- ⑷ 先天眼振に合併することが多い。乳児内斜視や潜伏眼振(先天眼振の一型)との合併が多いので、正しい記述です。
- ⑸ 上直筋のファーデン手術が適応となる。上直筋の後転やファーデン手術が適応となるので、正しい記述です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真は確認できませんが、正答と選択肢の内容から交代性上斜位(DVD)と考えられます。DVDでは遮閉された眼がゆっくり上転し、同時に外方回旋を伴うため、「内方回旋を伴う」は誤りです。疲労や注意散漫で顕性化しやすく、頭部傾斜などの頭位異常を伴うことがあります。乳児内斜視や潜伏眼振を合併することが多く、1歳6か月〜3歳頃に顕性化します。上下偏位が目立つ場合は上直筋の後転やファーデン手術を行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成