疾患と検査の組合せで正しいのはどれか。
疾患と検査の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 白内障 ― EMGEMGは筋の電気活動をみる検査で、白内障の評価には用いません。
- ⑵ 視神経炎 ― VEPVEPは視神経以降の伝導を評価し、視神経炎で潜時延長がみられます。
- ⑶ 網膜剝離 ― ENGENGは眼振など眼球運動の記録で、網膜剝離の評価には用いません。
- ⑷ 網膜静脈閉塞症 ― EOGEOGは網膜色素上皮の機能をみる検査で、網膜静脈閉塞症にはERGなどを用います。
- ⑸ 開放隅角緑内障 ― ERGERGは網膜外層中心の機能検査で、緑内障の神経節細胞障害は通常のERGでは捉えにくいです。
解説
正解は⑵です。視覚誘発電位(VEP)は視覚刺激に対する後頭葉の電位で、視神経から視覚野までの伝導を評価します。視神経炎ではP100の潜時延長と振幅低下がみられ、診断に有用です。EMGは筋電図で外眼筋疾患、ENGは眼振図で眼球運動、EOGは網膜色素上皮の機能、ERGは網膜の機能を評価します。白内障や開放隅角緑内障、網膜剝離にこれらの組合せは当てはまらず、病変部位と検査の評価対象が一致するのはVEPと視神経炎だけです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成