パターン反転刺激を用いて同一健常者から得られた視覚誘発電位〈VEP〉の波形(別冊…
パターン反転刺激を用いて同一健常者から得られた視覚誘発電位〈VEP〉の波形(別冊No. 2)を別に示す。A とB の測定条件の違いはどれか。
- ⑴ 屈折矯正屈折矯正が不十分だと主に振幅が低下しますが、波形の型は変わりません。
- ⑵ 刺激野の平均輝度平均輝度の違いは主に潜時や振幅に影響し、波形の型は大きく変わりません。
- ⑶ 順応順応状態は主にERGの条件で、パターンVEPの波形の型を変える要因ではありません。
- ⑷ チェックサイズチェックサイズは振幅や潜時に影響しますが、トランジェントとステディステートの違いは生じません。
- ⑸ 反転頻度反転頻度が低いとトランジェント型、高いとステディステート型の波形になります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。パターン反転VEPは、反転頻度が低いと(毎秒数回程度)一回ごとの反応が分離したトランジェントVEPとなり、N75・P100・N135の波形が得られます。反転頻度を高くすると(毎秒十数回以上)、反応が重なり刺激周期に同期した正弦波状のステディステートVEPになります。図は確認できませんが、同一健常者で波形の形そのものが変わる条件は反転頻度です。屈折矯正やチェックサイズ、輝度の違いでは主に振幅や潜時が変化します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成