副腎皮質ステロイドの副作用でないのはどれか。
副腎皮質ステロイドの副作用でないのはどれか。
- ⑴ 白内障ステロイドは後囊下白内障を起こすことがよく知られており、副作用に当たります。
- ⑵ 緑内障点眼・全身投与ともに房水流出抵抗が増し、ステロイド緑内障を起こします。
- ⑶ 糖尿病糖新生の促進とインスリン抵抗性により、ステロイド糖尿病を起こします。
- ⑷ 角膜潰瘍免疫抑制により細菌・真菌・ヘルペスの角膜感染が悪化し、角膜潰瘍を生じます。
- ⑸ 網膜静脈閉塞症網膜静脈閉塞症は高血圧・動脈硬化が背景の疾患で、ステロイドの副作用ではありません。
解説
正解は⑸です。副腎皮質ステロイドの代表的な眼の副作用は、後囊下白内障とステロイド緑内障(眼圧上昇)です。さらに免疫抑制により感染性の角膜潰瘍が悪化・誘発されやすく、全身投与では耐糖能が低下してステロイド糖尿病を起こします。網膜静脈閉塞症は高血圧や動脈硬化を背景とする血管疾患で、ステロイドの副作用としては挙げられません。点眼でも長期使用で眼圧上昇が起こるため、定期的な眼圧測定が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成