20歳の男性。屈折は両眼とも正視である。交通事故の後から右眼で近くが見えにくくな…
20歳の男性。屈折は両眼とも正視である。交通事故の後から右眼で近くが見えにくくなり、右眼の調節力は1.00 Dに低下していた。遠方の見え方は良好である。右眼で眼前40 cmの文字をはっきり見るときについて正しいのはどれか。
- ⑴ 調節力が下がると遠方が見えにくくなるので、凹レンズで遠方を矯正する。正視眼で調節力が下がっても、遠方は調節なしで見えるため凹レンズは必要ありません。
- ⑵ 右眼の近点は眼前10 cmで、40 cmの文字は眼鏡なしではっきり見える。近点10 cmは調節力10 Dのときの値で、この右眼の調節力は1.00 Dです。
- ⑶ 近点は眼前1 mで、40 cmを見るには+1.50 Dの凸レンズを加える必要がある。調節力1.00 Dの正視眼の近点は1÷1=1 mで、40 cmに必要な2.50 Dから1.00 Dを引いた1.50 Dを凸レンズで補います。
- ⑷ 40 cmを見るのに必要な2.50 Dをそのまま凸レンズで加えると、ちょうどよく見える。残っている1.00 Dの調節を考えないと、必要な凸レンズの度数を多く見積もることになります。
- ⑸ 40 cmを見るには凹レンズを加えて、残っている調節をさらに引き出す必要がある。凹レンズを加えると必要な調節がさらに増え、40 cmの文字はますます見えにくくなります。
解説
正しいのは、右眼の近点が眼前1 mで、40 cmを見るには+1.50 Dの凸レンズを加える必要があることです。正視眼の近点は調節力の逆数で求められ、1÷1.00=1 mになります。40 cmを見るには1÷0.4=2.50 Dの調節が必要ですが、右眼には1.00 Dしか残っていないため、不足する2.50-1.00=1.50 Dを凸レンズで補います。実際には余裕をもたせるため、もう少し強い度数を選ぶこともあります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。