7歳の男児。大きな内斜視がある。遠見のプリズム交代遮閉試験で、1枚のプリズムでは…
7歳の男児。大きな内斜視がある。遠見のプリズム交代遮閉試験で、1枚のプリズムでは打ち消しきれなかったため、右眼の前に基底外方30Δ、左眼の前に基底外方15Δのプリズムを置いたところ、交代遮閉で眼の動きがなくなった。この斜視角の記録として正しいのはどれか。
- ⑴ 約90Δの内斜視左右の値を足した45Δをさらに2倍した値で、2倍にする理由はありません。
- ⑵ 約45Δの外斜視基底外方のプリズムで打ち消したずれは内斜視です。外斜視では基底内方を用います。
- ⑶ 約45Δの内斜視左右の眼の前に分けて置いたプリズムは足し合わせることができ、30+15=45Δになります。
- ⑷ 約15Δの内斜視左右のプリズムの差をとった値で、両眼に分けて置いたプリズムは差ではなく和で考えます。
- ⑸ 約30Δの内斜視固視眼の前に置いた15Δも斜視角を打ち消しており、除くことはできません。
解説
正しいのは約45Δの内斜視です。斜視角が大きいとき、プリズムを左右の眼の前に分けて置くと、その合計で斜視角を表すことができ、30+15=45Δとなります。基底外方のプリズムで打ち消しているので内斜視です。なお、同じ眼の前に2枚のプリズムを重ねると、効果は単純な合計より大きくなって正しく測れないため、大きな斜視角は左右に分けて測ります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。