生後3日の正期産の男児。母乳をよく飲み、元気に泣いている。今朝の体重が出生時より…
生後3日の正期産の男児。母乳をよく飲み、元気に泣いている。今朝の体重が出生時より6%少なくなっており、母親が心配している。この体重の変化について母親に説明する内容として正しいのはどれか。
- ⑴ 出生後も卵円孔を通る血液が増え続け、肺に血液が届きにくいことが体重の減少につながる。出生後は肺の血流が増えて左心房の圧が上がり、卵円孔は閉じる方向へ向かいます。
- ⑵ 体から出る水分が飲む量を上回るためで、多くは生後1〜2週で出生時の体重に戻る。生理的体重減少と呼ばれる変化で、出生時体重の数%から10%程度の減少は多くの新生児にみられます。
- ⑶ 新生児の体温は外気の影響を受けにくいので、厚着で汗をかいたことが体重の減少の主な原因になる。新生児は体温調節が未熟で、外気の温度の影響を受けやすく、冷えやすい特徴があります。
- ⑷ 新生児の心拍数は1分間に60前後と成人よりゆっくりで、血液の流れが遅いため体重が減る。新生児の心拍数は1分間に120〜140前後で、成人より速いのが普通です。
- ⑸ 新生児の呼吸は主に胸の筋肉で行われ、回数が成人より少ないので、酸素が足りず体重が減る。新生児の呼吸は横隔膜を主に使う腹式で、1分間の回数は成人より多くなります。
解説
正しいのは、体から出ていく水分が飲む量を上回るために起こり、多くは生後1〜2週で出生時の体重に戻るという説明です。生後数日は哺乳量がまだ少なく、尿や胎便、皮膚や呼吸から失われる水分が多いため、体重が一時的に減ります。これを生理的体重減少といいます。新生児の呼吸は腹式で回数が多く、心拍数も成人より速く、体温は外気の影響を受けやすいのが特徴です。
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