70歳の男性。ロービジョンのため、屈折力+8.00 Dの手持ちの拡大鏡を使って新…
70歳の男性。ロービジョンのため、屈折力+8.00 Dの手持ちの拡大鏡を使って新聞を読む練習を始めた。拡大鏡の倍率は、屈折力(D)÷4で求めるものとする。この拡大鏡について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 新聞を拡大鏡から8 cm離して持つと、拡大鏡を通った光は平行な光になる。平行光になるのは焦点距離の12.5 cmに置いたときです。8 cmは屈折力の数値をそのままcmにした誤りです。
- ⑵ 拡大鏡を眼から遠ざけるほど、一度に見える文字の範囲が広くなる。拡大鏡を眼から離すほど、レンズを通して見える範囲は狭くなります。広く見るには眼に近づけて使います。
- ⑶ この拡大鏡の倍率は、屈折力に4を掛けて32倍と計算される。倍率は屈折力を4で割って求めます。8×4とすると、実際よりはるかに大きな値になります。
- ⑷ この拡大鏡の倍率は、2倍と計算される。8.00÷4=2で、倍率は2倍です。
- ⑸ 新聞を拡大鏡から12.5 cm離して持つと、拡大鏡を通った光は平行な光になる。+8.00 Dのレンズの焦点距離は1÷8=0.125 mで、焦点に置いた物からの光はレンズを出たあと平行光になります。
解説
正しいのは、倍率が2倍であることと、新聞を12.5 cm離して持つと拡大鏡を通った光が平行になることです。倍率は+8.00÷4=2倍です。焦点距離は1÷8=0.125 mで、焦点に物を置くと光は平行光となり、遠くを見る状態の眼で調節せずに拡大された像を見られます。拡大鏡は眼から離すほど見える範囲が狭くなるため、使い方の練習では持つ位置と距離をあわせて指導します。
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