健康な成人に、頭を右肩の方へ傾けてもらった。このとき眼は反射的に頭と反対向きに回…
健康な成人に、頭を右肩の方へ傾けてもらった。このとき眼は反射的に頭と反対向きに回旋し、右眼は内方回旋、左眼は外方回旋する。この反射の間に右眼で収縮して内方回旋を起こしている筋の組合せとして正しいのはどれか。
- ⑴ 内直筋と外直筋内直筋と外直筋は眼を水平に動かす筋で、回旋の作用はほとんどもちません。
- ⑵ 上直筋と上斜筋眼の上側に付着する上直筋と上斜筋は、ともに内方回旋の作用をもちます。上下の作用は打ち消し合い、回旋が残ります。
- ⑶ 下直筋と下斜筋下直筋と下斜筋は外方回旋の作用をもつ筋で、頭を右へ傾けたときに左眼で働く組合せです。
- ⑷ 上直筋と下斜筋この2つはともに上転の作用をもつ筋で、回旋の作用は互いに反対向きです。
- ⑸ 下直筋と上斜筋この2つはともに下転の作用をもつ筋で、回旋の作用は互いに反対向きです。
解説
正しいのは上直筋と上斜筋の組合せです。眼球の上側に付着する上直筋と上斜筋は、どちらも内方回旋の作用をもち、上下の作用は上直筋が上転、上斜筋が下転で打ち消し合います。そのため2つが同時に収縮すると、眼は上下に動かずに内方回旋します。上斜筋が麻痺した眼では、麻痺側へ頭を傾けると上直筋の上転作用が打ち消されずに残り、眼が上へずれます。
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