生後3日の正期産の新生児。哺乳はよく、元気に泣いているが、昨日から顔と胸の皮膚が…
生後3日の正期産の新生児。哺乳はよく、元気に泣いているが、昨日から顔と胸の皮膚が黄色くなってきた。保護者に、この時期の新生児の体に起こるふつうの変化を説明する。正しいのはどれか。
- ⑴ 壊れた赤血球から出るビリルビンを、未熟な肝臓が処理しきれず血中に増える。生理的黄疸です。赤血球の寿命が短く壊れる量が多い一方、肝臓のビリルビン処理が未熟なために起こります。
- ⑵ 出生時から体重が毎日増え続け、生後1週には出生時より1割ほど重くなる。生後数日は水分の喪失などで体重が出生時より数%減ります。これを生理的体重減少と呼びます。
- ⑶ 心拍数は成人より遅く、安静時には1分間におよそ60回で規則正しく打つ。新生児の心拍数は1分間に120〜140回ほどで、成人より速いのがふつうです。
- ⑷ 胎便は腸が働き始める生後1週ごろになってから、初めて排出される。胎便は通常、生後24時間以内に初めて排出されます。1週間出なければ異常を疑います。
- ⑸ 呼吸は成人よりゆっくりで、1分間におよそ10回の深い腹式呼吸を行う。新生児の呼吸数は1分間に40〜60回ほどで、成人より多くなります。10回では少なすぎます。
解説
正しいのは、胎児期の赤血球が壊れて出るビリルビンを未熟な肝臓が処理しきれず血中に増えるという説明です。これは生理的黄疸と呼ばれ、多くは生後2〜3日で現れて自然に消えます。新生児は生後数日で体重が出生時より数%減る生理的体重減少を示し、呼吸数は1分間に40〜60回、心拍数は120〜140回ほどと成人より多くなります。胎便は通常生後24時間以内に出ます。
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