上顎無歯顎患者の概形印象の写真(別冊No. 17)を別に示す。矢印部の形態に影響…
上顎無歯顎患者の概形印象の写真(別冊No. 17)を別に示す。矢印部の形態に影響する筋はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 頰筋頰筋の緊張が上顎印象の頰側床縁の形態に影響します。
- ⑵ 咬筋咬筋は主に下顎印象の頰側後方部(遠心頰側隅角部)の形態に影響します。
- ⑶ 側頭筋側頭筋が付着する下顎筋突起の動きが、上顎印象の頰側後方部の形態を規定します。
- ⑷ 口蓋帆張筋口蓋帆張筋は軟口蓋の緊張に関わり、印象の口蓋後縁付近に影響しますが、矢印部ではありません。
- ⑸ 中咽頭収縮筋中咽頭収縮筋は咽頭の筋で、上顎印象の頰側の形態には影響しません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑶です。写真は提示されていませんが、公表正答から、矢印は上顎無歯顎の概形印象の頰側後方部(上顎結節の頰側付近の床縁)を示していると考えられます。この部位の形態には、頰粘膜を構成する頰筋の緊張と、開口時や下顎の側方運動時に前方へ移動する下顎の筋突起が関わります。筋突起には側頭筋が付着しており、その動きが印象の頰側後方部の幅や厚みを規定します。咬筋は下顎の頰側後方部、口蓋帆張筋と中咽頭収縮筋は口蓋後縁や咽頭部に関わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成