ソクマル歯科医師

76 歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。2 年前に下顎区域切除術とプレート…

76 歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。2 年前に下顎区域切除術とプレートによる再建術を受けたが、1 年前に感染によってプレートを除去し、その後、次第に咬合が不安定になったという。診察の結果、上顎へ補綴装置を製作することとした。術直後のエックス線画像(別冊No. 18A)と来院時の口腔内写真(別冊No. 18B)を別に示す。装置の製作に際して考慮すべきことはどれか。2 つ選べ。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶と⑸です。写真は提示されていませんが、下顎区域切除後にプレートを除去したため下顎骨の連続性が失われ、残存下顎骨は筋の牽引により切除側(患側)へ偏位し、咬合が不安定になっています。長期間経過して偏位した下顎位を補綴装置で元に戻すことは困難なため、偏位した位置で咬合採得を行い、上顎の補綴装置の咬合面に下顎歯列の圧痕を付与して咬合を安定させます。顔貌の対称性の回復や健側への偏位の防止は、骨の連続性がない本例では実現が難しいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成

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